【 EVENT 】6/5.6.7.12.13.14 雑司ヶ谷
単位は50cmです。1mご入用の方は、数量「2」でご購入ください。
カッチ地方で育てられている、品種改良されていない原種の綿花「kala cotton(カラコットン)」を使用し、手織りで仕立てられた生地です。柄は、ヨコ糸を追加で織り込むことで表現されています。
この生地は、カッチ地方のブジョディ村に受け継がれる伝統的な手織り技術「ブジョディ織」によって生産されています。ブジョディ織は、主に牧畜を営むコミュニティと共に発展してきた織物文化で、実用性と装飾性を兼ね備えた力強いテキスタイルが特徴です。
カラコットンは雨水のみでゆっくりと育ち、農薬を使用しないため、農夫の健康を損なうこともありません。乾燥した土地でも育つこの在来種は、環境負荷の少ない持続可能な素材としても注目されています。
現代の職人たちの手によって丁寧に織り上げられた、力強くも美しい一枚です。
取り扱い上のご注意
手仕事の品のため、手洗いしてください。
織りを守る人
工房では、職人たちが真摯に機と向き合い、静かに手を動かしている。
その空気には、こちらの気持ちまで正されるような緊張感がある。
とはいえ、話しかければ柔らかな笑顔を返してくれる。清く、まっすぐな風の流れる工房だ。
歴史に忠実でありながら、どこか現代的な感覚を持ち合わせているのも、この工房の魅力のひとつ。kālahで扱う布もまた、伝統と現代の感覚が静かに重なり合った生地となっている。
多くのインド人デザイナーたちが彼に仕事を依頼するのも、自然と頷ける。
以前、別の仕事で制作を依頼したことがあった。
何も知らず「綾織はできますか」と尋ねた私に、彼は静かにこう答えた。
「綾織は、この土地の伝統的な織り方ではないからやりません。それを始めてしまうと、伝統が廃れてしまいます。」
その言葉に私は自分の浅はかさを恥じると同時に、大きな尊敬を抱いたことを覚えている。
この工房の布を、こうして届けられることを嬉しく感じている。